From 勇
様々な分野で先進国と言われる日本ですが、
ペットフードに関しては残念ながら後れを取っているペット後進国と言われています。
私たち人間の食べ物になる家畜に関しては、飼料安全法という法律があり、飼料の品質が確保されていますが一方、ペットフードに関しては、法律やガイドラインが整備されていません。
その結果、多くの愛犬家の方は、ワンちゃんのフードを国産ではなく
「海外メーカー」を選ぶ方が多いのも仕方ありません。
よく耳にするのが「AAFCO基準を満たしているから大丈夫」ということですが、
AAFCOとは「米国飼料検査官協会」のことで、ペットフードの認定や承認を行う検査機関ではありません。
AAFCO基準、はあくまで1つの目安であり、品質を保証するものはありません。
AAFCOは、パッケージ表示に関しては非常に厳格な規制を設けているのですが、
原材料についてはそれほど厳格ではないからです。
ペットにとって好ましくない原料を使っていても、AAFCOの栄養基準をクリアする
ことは可能であり、極端に言えば、人工添加物をふんだんに使っていも「AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をクリア」と表示することができるのです。
私たちのプロテインは、国産の馬肉・チキンにはじまり、原材料にこだわり
プロテインを開発してきました。
その過程で何度も、原価と原料の壁にぶつかってきました。多くのメーカーさんも同じで原料と原価のバランスで、本当に良いフードやサプリメントを作るためには
大変な思いをされていると思います。
良いものは高くなり、高品質ですが経済的な負担は大きくなります。
しかし安いフードの中でも、しっかりとした栄養の知識を身に着けて、目的と飼育環境によってその中での「ベスト」を探せばいいのだと思います。
だからこそ飼い主さんは「AAFCOだから安心」と簡単に手を伸ばさず、
原材料や製法、栄養成分をしっかり確認したうえで購入してほしいと思います。
ペットの健康寿命は、私たちが選ぶフードによって委ねられています。
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