From　管理栄養士　布目

炭水化物とは、３大栄養素の１つです。

ペットフードの表記では「可溶無窒素物」と書かれていることもあります。

糖質という言葉も同じ意味で使われることが多いですが、正確には違います。

炭水化物とは糖質と食物繊維の総称になります。

つまり・・・

炭水化物＝糖質＋食物繊維

になります。

人の場合は糖質１ｇ＝4kcalですが、犬・猫の場合ですど1ｇ3.5kcalになります。

これは、消化機能の違いなどによる代謝の違いになります。（犬・猫の場合は食事の消化率が低い）

糖質の主な働きは、エネルギー源です。

食物繊維は昔はエネルギーが無いとされていましたが、最近では人では1ｇ0～２kcalあることがわかってきました。

しかし犬・猫の場合はまだ十分な知見がないため確かなエネルギー量がわからないそうです。

食物繊維の主な働きは、腸内環境の改善です。

ペットフードの場合は、それに加えてエネルギーを摂りすぎないよう調整する目的で使われることもあります。食物繊維は水を吸うと膨潤するため胃での滞留時間が長くなり、満腹感が得られるからです。

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